動物のPTSD様の症状
イ 物音に過敏になりおびえる
ロ 食欲がなくなり食べても吐いてしまう
ハ 下痢になる
ニ 血の尿になる
ホ 落ち着きがなくなる
ヘ 異常行動をとる(ちょっとしたことで凶暴になる 排便排尿の場所を忘れる等)
ト 何もないのに独りでいると震えている
チ 飼主の後を付いて離れない(分離不安)
リ 持病が悪化する
などが主なものですがその他様々な症状を呈することがあります
人では
1 再体験症状 悲劇的な体験の記憶が急に思いおこされ激しい不安を引き起こす。人では視覚からですが、犬の場合は聴覚と視覚からと推測されます。
2 逃避症状 子供の場合、恐怖を引き起こした原因を無視したい気持ちから、その原因になった事を無意識に避ける行動が見られますが、犬では怖い思いをした場所、物を無意識に避ける様になります。
3 過感覚症状 急に興奮状態になったり、集中力が落ちたり、寝付かれない、かすかな物音にも怯えるとか警戒するなど、過敏に反応します。
対策
犬は人の行動や表情をよく見ています。人がパニックなっていますと、犬もパニックになってしまいます。まず自分が落ち着いてください。人でも大きな恐怖体験の克服には、長い時間がかかる場合が少なくありません。犬も同様と考えられます。パニックに陥りそうな時は、決して叱ってはなりません。犬に安心感を与えることです。
1 犬のそばに行き優しく「大丈夫 大丈夫だよ」と声をかける。
2 犬のからだを優しく撫ぜてやったり抱いてあげる。
3 私が守っていることを犬に伝えるよう行動することです。
なるべく早く、パニックに陥る前にできればさらに効果的です。
避難所生活
避難所は被災された方が共同生活する場所です。助け合って生きていかねばなりません。動物の嫌いな人や動物アレルギーの方々が、半数はいると思ってください。非常時ですからプライバシーも制限されますし、人が優先されます。わがままを言わずに相手の立場に立って考えてみてください。では 迷惑をかけないためには、どうしましょうか?
1 排便排尿の始末はもちろん、臭いや毛の始末をきちんとする
2 吠えないようにする
3 咬み付かない
4 リードでつなぎ、放し飼いはダメ
5 ノミダニの予防、ワクチン接種をして、病気をうつさない、うつされない
6 ケージ内でおとなしくしている
7 他の犬や他の人になれる
8 食事はドックフードとなりますから普段から慣れておく
9 避妊・去勢をしておく
10 マイクロチップをいれておく
上記のことを普段から心がけておくことと共に、防災計画が制定されておりますので、目を通しておきましょう。