定期検診
健康検査のご案内
多くの人が年に1回、「人間ドック」や「健康診断」を受けることと思います。
犬や猫は1年で人間の約4倍のスピードで年をとります。年をとるほど病気にかかりやすくなりますので、人以上に健康検査が大切になります。
動物の現在の健康状態を知るためだけでなく、病気の早期発見・早期治療にもつながりますので、年に1回の健康検査を受けることをおすすめします。
あなたのペットは今何歳?
犬・猫とヒトとの年齢比較には様々な説があります。
また、犬・猫の種類、体重、生活環境などによっても変わりますので、ここでは一般的な例をご紹介します。
ヒト | 10代以下 | 10~20代 | 30~40代 | 50~60代 | 70~80代 | 90代以上 |
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犬 | 1歳まで | 1~3歳 | 4~6歳 | 7~9歳 | 10~12歳 | 13歳以上 |
猫 | 1歳まで | 1~3歳 | 4~8歳 | 9~12歳 | 13~15歳 | 16歳以上 |
健康検査の主な内容
- 身体一般検査
- 体温・体重・血圧・眼圧測定の他、視診・触診・聴診で異常がないかを確認します。
- 血液検査
- 腎臓・肝臓・胆嚢などの機能に異常がないか、血液で迅速に検査します。
- 尿検査
- 腎臓や膀胱などの異常を検査します。肝臓病・消化管病・内分泌疾患などの早期発見にも役立ちます。
- 検便
- 消化管の炎症や異常、寄生虫の感染を確認することができます。
- 心電図検査
- 心拍数・不整脈の有無・波形の変化の有無などを調べて、心臓病の可能性を探ります。
- レントゲン検査
- 痛みを伴わずに、体内の臓器の形状や状態などの確認、骨折などの検査をします。
- 超音波検査
- お腹や胸の状態、心臓の動き、膀胱・腎臓・子宮・前立腺などに異常がないか検査します。
健康検査でどんなことが分かるの?
人間も、「人間ドック」や「健康診断」などで血液をとって調べることがあるかと思います。
犬・猫も同じように、血液に含まれる成分によって、体の各臓器の調子をチェックできるのです。
項目名 | チェックできる主な疾患 |
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GOT、GPT、ALP、総ビリルビン | 肝胆道疾患の指標になります。 |
BUN、クレアチニン | 腎臓疾患の指標になります。 |
総コレステロール | 代謝・内分泌・腎臓疾患の指標になります。 |
総蛋白、アルブミン、A/G比 | 体内蛋白代謝異常の指標になります。 |